公開日:2026/06/14

更新日:2026/06/10

清潔感が施設の命。現場の限界と「入居者様に申し訳ない」という管理者の葛藤

滋賀県の琵琶湖からほど近い場所で、介護施設を立ち上げて十数年になる。
私も70代に突入し、現場の最前線からは少し身を引き、管理者として施設全体を俯瞰する立場となった。
長年この仕事をしてきて痛感するのは、施設のイメージは清潔感から生まれるということだ。
しかし皮肉なことに、最近の私の最大のストレスは、自施設の衛生環境に対する焦りだった。

介護業界全体を覆う人手不足の波は、当然うちの施設にも押し寄せている。
スタッフたちは日々の介助やケアで手一杯だ。
そんな彼らに、専門的な清掃の知識を教え込む清掃教育の時間を割くことなど、到底不可能だった。
結果はどうだ。
廊下の隅にはホコリが溜まり、毎日水拭きをしているはずの床は、得体の知れない黒ずみで覆われている。
過去に塗ったワックスは経年劣化で黄ばみ、歩く動線に沿って無残に削れ上がっていた。
清潔で安全であるべき介護施設が、これではまるで廃墟の入り口ではないか。
入居者のご家族が面会にいらっしゃるたび、私は申し訳なさで胸が締め付けられる思いだった。

認知症への配慮や薬品の臭いは大丈夫?「おそうじ革命」に見積もりを依頼した背景

このままではいけない。
そう決心し、プロの力を借りるべく「おそうじ革命」に連絡を取った。
医療・介護施設向けの清掃メニューがあると知ったからだ。
だが、依頼に踏み切ったものの、私の胸中には疑念と不安が渦巻いていた。
業者というものは、得てして自分たちの効率を優先する。
土足で上がり込むような無神経な業者が来て、認知症の入居者様を怯えさせてしまったらどうするのか。
業務用の強烈な薬品の臭いで、入居者様がむせ返るような事態になったら誰が責任を取るのか。
管理者として、最悪のシチュエーションばかりが頭をよぎった。

ところが、見積もりに訪れたスタッフを一目見て、私の偏見はあっさりと覆された。
身だしなみは清潔そのもので、言葉遣いにはきちんとした教養と礼儀が感じられたからだ。
彼らはただ掃除をしに来たのではない。
「ここは皆様の大切な生活の場ですから、最大限の配慮をさせていただきます」と、こちらの不安を先回りして口にしてくれたのだ。

単なる掃除屋ではない。無駄のない動きと時間厳守で見せつけられたプロの仕事

作業当日、彼らのプロフェッショナリズムをまざまざと見せつけられた。
何よりも驚いたのは、その静けさである。
大掛かりな機材を持ち込んでいるにもかかわらず、入居者様の午睡の邪魔にならないよう、作業音を極力抑えて黙々と動いている。
無駄なおしゃべりなど一切ない。
さらに、私が懸念していた薬剤についても、事前に「低臭で人体に影響のない安全なものを厳選しました」と説明を受けた通り、清掃特有の鼻を突くような刺激臭は皆無だった。
決められた時間を厳守し、こちらの業務の妨げにならないよう立ち回るその姿は、見事としか言いようがなかった。

もっと早く頼めばよかったと猛省。環境衛生のプロがもたらした「安心と清潔な空間」

数時間後、作業終了の報告を受けて廊下に出た私の目に飛び込んできたのは、見違えるような光景だった。
あの憎き黒ずみは跡形もなく消え去り、古びたワックスは綺麗に剥離され、新たに塗布されたコーティングが照明の光を柔らかく反射している。
床が綺麗になっただけで、施設全体の空気が澄み渡ったように感じられた。

彼らは帰る間際、今後の衛生維持のためのアドバイスまで残していってくれた。
単なる掃除屋ではなく、医療や介護現場の衛生基準を深く理解している環境衛生のプロフェッショナルなのだと確信した瞬間だった。

自分の無知と躊躇いのせいで、もっと早く彼らに頼まなかったことを今はひたすら猛省している。
同時に、入居者様に再び清潔で安心できる空間を提供できたことに、深い感謝の念を抱いている。
定期清掃の契約を結んだ今、私にとって彼らは、施設運営を支えてくれるかけがえのないパートナーである。


この記事は、実際のお客様へのインタビューをもとに「おそうじ革命編集部」が作成しました。